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分からないのか、分かろうとしなかったのか | 農業経営者 6月号 |  (2009/06/01)

【(有)アグセス 代表取締役 岡本信一】
視点 私は長年農業現場でコンサルタントをしてきたが、その依頼のほとんどは「まともに作れないから助けてくれ!」という内容である。生産がまともにできなければ経営は成り立たない。私は依頼に対して、これまでの経験を生かし解決を図ってきた。しかし、生産に関連する様々な数値の指標が有効に活用できたことがほとんどなく、ジレンマを感じてきた。

経営に意味ある指標なのか?



たとえば、土壌pHという土壌化学性の代表的指標について。作物にはそれぞれ最適な土壌pHがある。しかし、pH改善を行ない、その指標内に収まったからといって、収量や品質が必ず上がるわけではないし、どの程度良くなるのかも分からない。土壌化学性のあらゆる指標も同様である。指標こそ存在するものの、収量や品質が良くなるのか、悪くなるのか、分からないのである。

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農業から農産業へ | 農業経営者 5月号 |  (2009/05/01)

【(株)農業総合研究所 代表取締役 及川智正】
視点 当社は和歌山を中心とした農産物生産者の営業を代行し、近畿圏や都内のスーパーマーケットにインショップ型直販所「めっけもん広場」を展開している。起業してから1年半、契約生産者は、当初数名から現在500名に及ぶ。

系統出荷が多くを占める当地において、取引生産者が急増した理由は口コミによるところが大きい。「あの東京から来た兄ちゃん、高い値で売ってくれるらしいで」と言う噂が広まりつつあるのだ。

“儲かる農業”の実現が当社の掲げる目標のひとつである。その仕組みを生産者に提供することが当社の役割であり、標榜することで生産者からそのような声を耳にするのは率直にうれしい。

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鹿児島県発世界行の技術 | 農業経営者 4月号 |  (2009/04/01)

【(株)藤田ワークス 代表取締役 藤田康路】
視点 当社は、高精度精密板金の加工・製造—具体的にはチタン、ニッケル、ステンレス、アルミニウムなどを半導体や液晶装置向けに加工する—を主たる業務とする中小企業である。鹿児島県という地方都市にありながらも、国内のみならず、世界に冠たる大企業と取引をさせていただいている。

当社のスタートは、宮崎の町の中の、ごく小さな鉄工所だ。もともと家業を継ぐつもりはなく、上京してプレス工として会社に勤務していたが、仕事が忙しく呼び戻されたのがきっかけで仕事を手伝うようになった。

技術力はあった父親だが、借金返済に追われるなど経営はまるっきりダメ。やり方がまずいと痛感した私は、父親に「オレに経営を任せてほしい」と頼み込んだ。ちょうど20歳の時だった。この頃、役所勤務の友人に汗水働いている自分の姿を馬鹿にされた悔しい経験をした。「くそっ、世界一になって絶対に見返してやる」という気持ちが仕事に邁進する原動力にもなっていった。

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エンタテイメント業界との共通点 | 農業経営者 3月号 |  (2009/03/01)

【(株)アミューズ 取締役 市毛るみ子】
視点 アーティストマネージメントを中心に、総合エンタテインメント事業を展開する当社では、「ららら農業プロジェクト」という新規企画事業を手がけることになった。

この企画は、当社設立30周年を迎えるにあたって、将来的にどのような事業を展開していくべきかというテーマの社内コンペで提出されたものから生まれた。高い評価を受けたことで、動き始めた。

このプロジェクトを公式発表したのは1月6日だが、それ以前の昨年9月、自分たち自身も土に親しむ必要性を感じて、千葉県千倉町にある0.7aの畑を借りることにした。植えた野菜は、ニンジン、ダイコン、ジャガイモなど。収穫した野菜を社内で販売すると飛ぶように売れ、週末を利用して畑仕事に行く希望者を募ると、多くの有志が手を挙げてくれるし、家族を連れて来てくれる人もいる。社内だけでも農業に対する関心が高まっていることを実感する。

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農業を立て直す、農家のこせがれ | 農業経営者 2月号 |  (2009/02/01)

【(株)NOPPO 代表取締役社長 脇坂真吏】
視点 今年3月7日、私たちは「農家のこせがれネットワーク」という名前のNPO法人の設立総会を都内で開く予定だ。「こせがれ」とは、実家が農家の息子や娘たちのこと。この組織の活動目的は何か。それは、実家を飛び出し、進学・就職でそのまま都会で暮らしている彼ら彼女たちを集めて、まずは農家出身ゆえに気付けなかった農業の魅力や可能性を知ってもらった上で、実家に戻って農業を継いでもらうことにある。この組織には、代表を務める(株)みやじ豚・宮治勇輔社長(編集部註・本誌144号特集に登場)が発案し、私も理事として参加している。さらに、首都圏在住のこせがれや若手農業者のほか、農業に関心を持っている一般の方々が加わっている。

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サービス過剰が招いた日本人の堕落 | 農業経営者 1月号 |  (2009/01/01)

【パワーハウス有限会社 代表取締役 竹内 稔】
視点 私はあるコンビニオーナーの「この店に並んでいる商品は日本で売れているベスト3,000だよ」という一言に感銘を受け、以来、日本で最もポピュラーな小売業であるコンビニに関係する仕事に携わってきた。
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ギャル革命に続き農業革命!? | 農業経営者 12月号 |  (2008/12/01)

【シホ有限会社G-Revo 代表取締役社長 藤田志穂】
視点 私は19歳の時「ギャル革命」を掲げて、流行に敏感なギャルの特性を活かしたマーケティング会社を設立した。最近のギャルの子達は食に対する関心が高い。ジャンクフードばかり食べているイメージがあるかもしれないが、実はそうでもない。美しくなりたい願望が強い子が多いので、自分で料理もするし、カロリーも常に気にしている。外食の場でも積極的にサラダなど野菜を食べようとする子達も多い。
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ソフトパワーたりえる日本の農産物 | 農業経営者 11月号 |  (2008/11/01)

【東洋学園大学 現代経営学部 准教授 櫻田淳】
視点 国際間で国家が発揮する影響力は、ハードパワーとソフトパワーに分類される。軍隊や経済力、資源など、文字通り“力”で優位に立とうとするのがハードパワー。対してソフトパワーは情報や文化を武器に、相手国から尊敬の念や賛同を引き出して関係を築く。
日本が世界の中で冠たる地位を確保できたのは、ソフトパワーで勝負してきたからである。トヨタやソニーなどのメーカーが海外進出したことで、「日本人はいいものを作る」という良い印象が浸透していったが、日本の農産物、そして日本農業それ自体もソフトパワーとして活用すべきものである。
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長期的視野で食文化のたすきをつなぐ | 農業経営者 10月号 |  (2008/10/01)

【銀嶺食品工業(株)代表取締役社長 大橋雄二】
視点 当社は20年前から雑穀や米、国産小麦など、古くから日本にある食材を原料とする「地ぱん」を製造している。かつて大学予備校で英語を教え、音楽や食生活にいたるまで米国文化にどっぷり浸かっていた私であったが、かの国特有の経済合理性を強烈に追求する思考に疑問を感じ始めた。自分が存在しているこの国、人々、文化の素晴らしさを再発見したのは、皮肉なことに、家業の製パン会社を事業承継した後のことである。
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積み重ねの先に成功がある | 農業経営者 9月号 |  (2008/09/01)

【亀田製菓(株) 海外業務室長 桑原 忠之】
視点 今年4月、当社は米国進出の拠点として、カリフォルニア州にKAMEDA USA社を設立した。これにより主力商品である柿の種を一大消費国で販売する構想がいよいよ本格的に始動した。

現在、米国ではうす焼きせんべいなど、うるち米で作られた米菓は一部のナチュラルフード系スーパーで流通しているほか、もち米を使用したあられは東南アジアからの輸入品が販売されている。一方、柿の種は商社による輸入品が日系スーパーで販売されるにとどまっていた。

しかし年々健康志向が高まっていることを背景に、オイリーで濃厚な味つけの伝統的スナックとは異なる味覚・低カロリーの米菓は、注目を浴びつつある。縮小する日本国内のマーケットとは反対に、当社が約200億円と推測する米国の米菓市場規模は、ブームに乗って5年後には2倍まで成長すると予測している。

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組織人ではなく、仕事人を目指せ | 農業経営者 8月号 |  (2008/08/01)

【同志社大学政策学部 教授 経済学博士 太田 肇】
視点
これまでの日本社会は、自分の所属する企業や共同体などの組織を“公”と呼び、それを“私”よりも優先してきた。組織に従順だったのは、忠誠を尽くせば生活や仕事が保証される暗黙の了解があったからである。

しかしこうした組織では、個人の視点が内部に向かってしまう弊害が生まれる。顧客には組織が一丸となって対応するため、外を見ているのはトップだけ。構成員は組織という囲いの中で内側だけを見ていればよかった。結果、個人は上司の評価や同僚との比較ばかりを気にして、競争するにも努力の方向がずれてしまう。外国の組織だと個人は仕事の成果を上げることに専念するが、日本の場合、いかに頑張っているかという「様子」のみをアピールするのだ。

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生み出して、そして乗り越えて | 農業経営者 7月号 |  (2008/07/01)

【アキレス(株) シューズ事業部 シューズ商品企画開発部 部長 津端裕】
視点
近年、子供靴市場は少子化の影響を受けて縮小の傾向にある。その一方で海外からの輸入品が増えて供給は過剰になり、それに伴い値段が下落している。この厳しい情勢の中、2003年に当社が発売した『瞬足』は、累計で1000万足を販売し、小学生の3人に1人が履くほどのヒット商品になった。最大の特徴は、トラックのコーナーでも地面をしっかり蹴って速く走れるように、シューズの底面が左右非対称に設計されていること。平均体力が落ちて満足に走れない子供が目立つ中で、速く走れる能力は私たちの子供の頃以上に、クラスの人気者になるための要素になっている。「足が速くなりたい!」という、昔から変わることのない欲求に応えたことで、男の子からの絶大な支持を集めた。

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「お上」に依存しな自己実現 | 農業経営者 6月号 |  (2008/06/01)

【人材コンサルタント「役人廃業.com」主宰者 山本直治】
視点 私が開設した「役人廃業.com」は、公務員のセカンドキャリア支援を行なうサイトである。正確なデータこそないものの、近年、公務員から民間企業に自発的に転職する人数は徐々に増加している実感がある。だが、公務員の転職に主眼を置いたサービスはなかった。情報不足ゆえに、転職をあきらめ自分の可能性を閉ざしてほしくはないという思いがあり、このサイトを立ち上げた。
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正しい評価が食文化を変える | 農業経営者 5月号 |  (2008/05/01)

【日本フードアナリスト協会 代表理事 横井裕之】
視点 フードアナリストとは、食および食空間を評価する専門家である。味覚だけではなく、料理の歴史といった知識やサービスや内装まで、食文化を体系的に学び、レストランを格付けする。このようなことができる人材を育成する目的で、2005年末に当協会を立ち上げたのは、現在の食に関する情報に対して、懸念を抱いたからだ。
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世界とのかかわりの中で | 農業経営者 4月号 |  (2008/04/01)

【宮城大学食産業学部 フードビジネス学科 教授 三石誠司】
視点 日本の自動車メーカーの経営者は「10年後、よその国で自社の車を走らせたい」といった構想を持って企業活動を営んでいるものである。一方、農業界はどうか。5年後、10年後のビジョンを描いている経営者はどれだけいるだろう。ただ日常の仕事を繰り返しているだけではないか。経営者の役割は、未来のあるべき姿に向かって歩むことだと忘れていないか。
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食卓に美しさを、台所に楽しさを | 農業経営者 3月号 |  (2008/03/01)

【(株)ひめこカンパニー 代表取締役 フードビジネスマルチプロデューサー 山下智子】
視点 当社は外食業者や食品メーカーに対して、消費者の心をつかむコンセプト、商品開発、メニューの提案を行なっている。依頼を受けることも多く、食品メーカーから「この工場の今使ってないこのレーンで、作ることができる商品を開発してほしい」といったようなケースもある。そこには消費者に対する視点はない。どうしてこのような商品開発をするのだろうか。メーカーの視線が流通業だけに向けられてきたからではないか。加えてメーカーで決定権を握る上層部も、消費者、特に主婦の心理をよく理解してない男性が中心になっている。このような消費者不在のプロダクトアウトをしてきたツケが食品業界全体に回ってきているように思う。
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その技術が求められる前に | 農業経営者 2月号 |  (2008/02/01)

【早稲田大学 国際教養学部 教授 池田清彦】
視点 世間一般に限らず、農業界でもGM(遺伝子組み換え)作物は危険という風潮が根強いと聞く。しかし、ごく当たり前の考え方をする生物学者からすれば、GM作物が特別に危険な存在であるとは思えない。純粋な自然交配によっても危険な品種ができないとも限らない。

反対にGM作物は遺伝子の配列がわかっている上に、検査を通してどのくらいの毒を持っているかもすでに明らかになっている。どちらが危険であるかなど、一概には言い切れない。そもそも排泄機能がなく、老廃物がたまる構造の植物は、程度の差こそあれ、本来毒性を有している。手つかずの自然で育てられた作物は安全で、そうでないものは危険という発想を改める必要がある。
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先入観で変えられる味覚 | 農業経営者 1月号 |  (2008/01/01)

【神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 生活学科 准教授 坂井信之】
視点 安全性や品質など、食品にプラスアルファを求める今日において、消費者はどんなものをおいしいと感じるのか。その研究課題に関して、私はある実験を行なった。被験者に各メーカーの日本茶飲料のCMを視聴させた後、実際にお茶を飲ませて感想を尋ねるという実験である。「このお茶は風味がある」など、最も高い評価は老舗をモチーフに「和」を強調した商品のCMを見た後に集中した。一方、野生的なイメージの男性タレントが出演するCMは、お茶に対して「苦味が強い」といった意見をもたらした。しかしながら、実はどのお茶も中身は同一の商品であり、味が変わるはずもない。この実験結果は何を意味するか。
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未来のために正直であれ | 農業経営者 12月号 |  (2007/12/01)

【明治学院大学 経済学部 経済学科 教授・農学博士 神門善久】
視点 現下、農地と外国人就農に関して、違法行為・脱法行為が蔓延している。農地法に違反して農地転用や農地所有が行なわれたり、課税基準に反して遊休農地に相続税が減免されたり、外国人就農者が違法残業を繰り返すなどといった行為が頻発したりしている。近年、流通面では市場経済が進んだが、農地と労働では、無秩序化という市場経済とは全く逆方向に向かっている。
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こだわりから共有の農業経営 | 農業経営者 11月号 |  (2007/11/01)

【東京デリカフーズ(株)研究開発室チーフリーダー 加藤安由知】
視点 消費者ベースではほとんどの野菜は色や形といった「見た目」で評価されるケースが多いが、外見ではなく「中身を正しく評価しよう」というのが、当社の考えだ。それを実証し、定着させるために野菜の成分分析業務も行なっている。納品された野菜野菜のビタミンC、糖度、硝酸などの含有量や野菜の力(抗酸化力、免疫力、解毒力)を分析する。はじき出された数値を生産者にフィードバックし、より栄養価が高く、「旬」に近い野菜を作るものである。
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世界が求める、多様なコメの食文化 | 農業経営者10月号 |  (2007/10/01)

【(株)ゴーゴーシステム代表取締役社長 宮森宏和】
視点 旅行会社で9年働き、カレー屋で修行した後、メジャーリーグで大活躍する松井秀喜選手に大きな影響を受けて、会社を創業した。なぜカレーライスに注目したかといえば、競合他社が少ない気がしたのと、比較的好き嫌いのない食べ物なので全国展開できると思ったからだ。それと、知名度は高くはないと思うが、金沢にはカツとキャベツをトッピングするご当地グルメ「金沢カレー」があり、その食文化を世界に広めたかったというのもある。肉も野菜も入っていて、誰もが子供の頃におかわりしたカレーライスは、私にとって元気の象徴。この料理を通じてお客様、そして世界中を元気にすることを企業理念として掲げている。
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「安心の幻想」を解く責務 | 農業経営者9月号 |  (2007/09/01)

【(株)リテラシー(リテラジャパン)代表取締役社長 西澤真理子】
視点 「安全安心」がさかんに言われるようになったのは、2000年頃からだと思う。バブル崩壊後、社会構造の転換によって、日本人は足元を揺さぶられ、不安を感じるようになった。

問題は安全と安心がひとくくりに語られることだ。何を安心と思うかは個々人によっても異なり、不安に襲われた人はゼロリスクを求めがちとなる。
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菌が醸す人間世界の和 | 農業経営者8月号 |  (2007/08/01)

【漫画家 石川雅之】
視点 漫画『もやしもん』(もやしは種麹を意味する)は農業大学を舞台に選んだ。だけど、それだけではピリッとしないので、「主人公には菌が見える」設定にした。酒の杜氏は「菌の声を聴く」と言う。声が聴けるなら、見えてもいいのではないかと思った。

作品の中では、擬人化した菌が色々なことをしゃべる。といっても、僕自身、ファンタジーは嫌いなので、大学図書館で学術書を読んだりして、菌の名前や特徴を勉強した。
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農業がレジャーになる時代 | 農業経営者7月号 |  (2007/07/01)

【(株)小田急ランドフローラ社長 坂本哲夫】
視点 当社は「園芸文化の普及を通して、人々の豊かで美しい生活環境の創造を目指す」ことを企業理念に掲げている。事業の柱は生花の小売りだが、周辺事業として、このほど小田急沿線の成城学園駅前(東京都世田谷区)に会員制貸し菜園「アグリス成城」をオープンした。

民間だからできるサービス



ここ10年ほど、都市住民の間で「家庭菜園をやってみたい」というニーズが、非常に高まっている。だが、区などが運営する市民農園は公平性を重視するため、高倍率の抽選に当たらなければ、区画を借りられない。契約期限もあらかじめ決まっていて、継続的な利用が難しい。
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生産調整という名の時代錯誤 | 農業経営者6月号 |  (2007/06/01)

【(有)藤岡農産社長 藤岡茂憲】
視点 3月末の食料・農業・農村政策審議会食糧部会で、農水省は2006年産米の過剰作付けの実態を明らかにした。同年はたまたま作況が悪かったため、需給は均衡した。が、平年作であれば、約40万tの過剰米が発生し、米価の大幅下落は避けられなかったという。

状況は「土石流の発生寸前」



行政は過剰作付けの是正に懸命だが、私は生産調整という発想そのものが、もはや有効性を失っていると考える。米価が年々下がる中、農家が過剰作付けに走るのは当然の話だ。
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食育で消費者との意識共有を | 農業経営者5月号 | (2007/05/01)

【有限責任中間法人 食の検定協会代表理事  内田 啓祐】
視点 私は商社にいた頃、発展途上国の農業事情が一向に好転しない現状に触れ、他方、効率化をとことんまで追求する米国の最新農業を目の当たりにした。独立し、資材会社を設立してからは、日本各地を回り、高齢化や農産物価格の低迷などで衰退しつつある国内農業に危機感を覚えた。

今、私たちは経済的に恵まれた生活を送り、お金さえ払えば、大量の食料の中から好きな物を選んで食べられる。しかし、この状態はいつまで続くかわからない。日本の農業を守るには、消費者の意識改革こそ重要ではないか。そう考えたのが、食育事業に取り組み始めたきっかけだった。
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“隠れた市場”をどう見るか | 農業経営者4月号 | (2007/04/01)

【(株)NTTデータ ライフスケープマーケティング社長  齋藤 隆】
視点 「食MAP」は、日本人の食卓事情を毎日欠かさず観察するデータベースだ。現在、関東の360世帯の協力を得て、1年365日の食事の内容をすべて報告してもらっている。1人暮らし(シングルス)を対象とした調査もすでに始まっている。

POS(販売時点管理)データでわかるのは、あるモノが売れたかどうかの結果にすぎない。これに対し、食MAPは、生活現場における様々なコトを生態学的に捉えようとする。
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時代を開く農業経営者の“道具” | 農業経営者3月号 | (2007/03/01)

【NPO法人日本GAP協会事務長 武田泰明】
視点 今、大きな問題として、生産側と消費側の信頼関係が失われている。生産者と中間流通・小売業がともに膨大なペーパーワークに追われ、特に買い手側は生産者に様々な書類を要求する。

安全・安心を議題から外す



信頼が失われたのは、世代が代わったからだとする見方がある。戦後、農村から都市に出てきた第1世代にとって、農村は故郷だった。彼らの子供たち、第2世代にとっても、農村は帰省先であり、祖父母のいる場所だった。

だが今や、都市で生まれ育ち、そこから出ていかない第3世代が消費の中心になった。「純粋な消費者」が誕生したとも考えられる。ここに至って、農村と都市、生産と消費の間にあった無条件の信頼関係が成り立たなくなった。
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競争の世界に突き落とせ | 農業経営者 新年合併号 | (2007/01/01)

【住信基礎研究所主席研究員 伊藤洋一】
視点. 昨年11月、米国・アイオワ州のトウモロコシ農家に話を聞く機会があった。バイオエタノール関連の取材だったのだが、彼らは好奇心に満ち、革新的な経営マインドと自信にあふれていた。機械はもちろん、バイオ技術や金融についてもよく勉強していた。

農家たちが「お互いに競争している」と言い合っていたのも印象的だった。それぞれが常に相場を見ていて、収穫物をいつどこに売るかの最終判断を下す。つまり彼らは経営者かつ技術者、情報収集者で、相場師でもある。その意識の高さは、米国が世界に誇る自動車産業の経営者と比べても何ら遜色がない。ここに、米国が持つ競争力の源泉を見た気がした。米国も農業保護はしているけれど、保護に先立つ農家の自立がある。
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中国に品質と知恵袋を売る | 農業経営者 12月号 | (2006/12/01)

【農業コンサルタント 五十嵐らん】
view0612.jpg 農業関連で中国進出を考える人には、3つのパターンがある。中国から農産物を日本に輸入したい人、中国で作って日本に輸入したい人、そして中国で作って現地で売りたい人だ。
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説明し、分析する農業経営 | 農業経営者 11月号 | (2006/11/01)

【(株)グッドテーブルズ代表取締役社長 山本謙治】
view0611.jpg これからの日本は高齢・人口減少社会に移行し、国民の「胃袋」が減っていく。世帯当たりの人数も減り、家庭で買う食品の量も少なくなる。料理しない主婦も常態化しつつある。この国の食の市場規模は間違いなく縮小に向かう。

その状況に伴って、農産物の売り方も変化するだろう。従来は、大多数を占める中間層と少数の富裕者層に向けて、モノを売っていればよかったが、今後は階層格差社会の到来によって、商品のラインナップは「高級品・一般品」から「高級品・PB(プライベートブランド)商品・一般品」の3層に分かれていく。PB商品とは、流通業界が独自の基準を設けて売る特別栽培農産物などを指す。
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消費者の意識をいかに変えるか | 農業経営者 10月号 | (2006/10/01)

【毎日新聞編集委員 小島正美】
view0610.jpg 環境ホルモンやダイオキシン、遺伝子組み換え(GM)技術などをめぐり、私はかつて主にその危険性や問題点を取り上げてきた。だが、報道がリスクに傾きすぎると、消費者は過剰に反応する。次第に「これはまずい」と感じ始めた。

数年前、米国でGM作物を作っている生産者を取材した。彼らは「農薬の使用が減り、地下水汚染や土壌流出も防げるので、GM技術は環境に良い」と話していた。私はびっくりすると同時に、こういうことを知らずに記事を書いていたのかと恥ずかしさを覚えた。
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世界を開拓する自由 | 農業経営者 9月号 | (2006/09/01)

【エコファーム・アサノ オーナー 浅野悦男】
view0609.jpg 先日、フランス人の著名なシェフが私の農場を訪ねてきた。畑の野菜を口にするなり、彼は「こんな野菜が使える東京の料理人がうらやましい」とうなった。パリから自動車で1時間圏内に、うちと同じぐらいの品質、品揃えの素材を供給できる農場はないそうだ。それどころか、「パリ市内のマーケットにもない」とシェフは驚いていた。

冗談まじりに「じゃあ、フランスに行くよ」と水を向けると、彼は「ぜひ!」と言った。
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プロとしての売り手の条件 | 農業経営者 8月号 | (2006/08/01)

【(株)オフィス2020新社チーフエディター 桑原聡子】
view0608.jpg 現代のように情報が氾濫すると、従来は売り手にしかもてなかった知識が、個人差はあるが、消費者の側にも蓄積される。今までは玄人と素人の間に情報格差があったからこそ商売が成り立った。この差がぐっと縮まり、プロとアマの境界線が曖昧になった時には、プロがプロたる所以を示さない限り、市場で必要とされる存在にはなりえない。

真似るではなく学ぶ姿勢



私は主に流通・小売・サービスの現場で取材活動を続けてきた。そこで感じるのは、これらの業界で、真似がすごく多いことだ。あるスーパーが売り場にファッション感覚を取り入れて評判を上げれば、それを模倣する店が一気に全国に広がる。だが、後追いだけでは差別化は図れず、多くが同質競争の中で行き詰まる。
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企業的農家と「産・学」の連携を | 農業経営者 7月号 | (2006/07/01)

【北海道バイオ産業振興協会会長 北海道大学元副学長 冨田房男 】
view0607.jpg 私たちのNPO北海道バイオ産業振興協会では、道内の研究機関、農業者、食品製造や流通販売に携わる各企業のネットワークを作ろうと、昨年から事業を進めている。

具体的には、大学などがもつ研究シーズと事業意欲にあふれた農業者を結びつけ、さらに商品をマーケットに送り出す企業と連携することで、生産・販売一貫システムの基盤を構築する。

種子から商品まで一気通観で



この発想の根本には、日本の、とりわけ北海道の農業はどんな方向に進んでいくべきかという考え方が込められている。
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担い手は構造改革の旗手か? | 農業経営者 6月号 | (2006/06/01)

【東京大学大学院 農学生命科学研究科教授 本間正義 】
view0606.jpg 構造改革は、マーケットに任せているだけでは構造調整のスピード化が図れない場合に必要とされる。農業で言えば、将来確実にこの産業を支えていくであろう人材に一刻も早く規模拡大をしてもらうことが目的のはずだ。

志の低い現状固定策



政府は、外形基準によって都府県4ha・北海道10ha・集落営農20haという線を引き、要件を満たす担い手を品目横断的経営安定対策の対象として囲い込んだ。
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「非必要」社会のモノ作りとは | 農業経営者 5月号 | (2006/05/01)

【日本知的財産協会専務理事 宗定 勇】
view0605.jpg 1970年ごろから、日本を含む先進資本主義国の経済成長率は鈍化し始めた。必需品が広く行き渡り、モノ余りの社会になったからだ。

必需品経済の縮小は「非必要経済」化だと私はとらえる。「必ず要るに非ざるモノ」。つまり、なくても生きていけるが、あれば生活を快適で文化的にしてくれるモノなら買いたいと人々は思い始めた。
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誰のためのジェネリックか | 農業経営者 4月号 | (2006/04/01)

【(株)ハート社長 浜島健二郎】
view0604.jpg 言うまでもなく、農薬は農業生産に必須の資材のひとつだ。そのコストは生産者が負担し、農産物価格に上乗せされる。つまり、農薬業界にとっての最終顧客は消費者ということになる。

科学的・論理的な議論を



特許が切れた農薬の後発品、いわゆるジェネリック農薬をめぐって、農水省は、先発品との同等性が確認できるものについては、登録申請に当たっての試験成績の提出を一部簡素化する措置をとっている。
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全体像を見すえたコメ先物論議を | 農業経営者 3月号 | (2006/03/01)

【東京穀物商品取引所理事 浜田英俊】
view0603.jpg コメ先物の試験上場申請について、生産者団体から批判が寄せられている。「先物市場=価格乱高下」という思い込みがあり、感情的な議論が繰り返されている。

投機が市場を復元する



現実には、価格が動くのはむしろ現物市場の方だ。商品の生産・流通に関わる当業者だけが売り手・買い手となるため、それぞれの一方的な思惑で価格が上下する。  
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本当の付加価値を伝えるために | 農業経営者 2月号 | (2006/02/01)

【須藤本家(株)社長 五十五代目当主 須藤悦康】
view0602.jpg 須藤本家では、純米吟醸と純米大吟醸だけを造っている。そのため製造原価はかかるし、大量生産は不可能だ。そういう蔵は国内にはほかにない。

ある米国人のホテル経営者に、私どもの酒を試飲してもらった時のこと。口にふくんだ彼は一言、「これは価値がある」と言ってくれた。

その言葉は非常に印象的だった。おそらく彼は、即物的な価値に言及したのではなかっただろう。商品の背景にあるもの、私どもが酒を醸す際の考え方を理解し、共感してくれたのだと思う。
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自立の気概で農業に魅力を | 農業経営者 1月号 | (2006/01/01)

【和歌山県知事 木村良樹】
view0601.jpg 和歌山県と人材派遣大手のパソナ、JAなどが一体となって、農業の新たな担い手を育成する「鄙の里塾」が、昨年10月にスタートした。

塾生は研修を終えた後、農業に参入する株式会社や生産法人に就職してもいいし、自営農を目指す人には、県が農地をあっせんする。すでに県では、人手不足の林業に都会の人たちを呼び込む「緑の雇用」を先行させ、成果をあげている。今後はその農業版を展開していく。
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道を唱えず、道を行く | 農業経営者 12月号 | (2005/12/01)

【(株)ギアリンクス・(株)サラダコスモ社長 中田智洋】
view0512.jpg ギアリンクスは岐阜県と南米を結び、天候不順などの緊急時に食料を安定確保することを事業目的とする。このプランは、梶原拓前知事が提唱した構想に基づくが、市民出資による100%民間企業としてスタートした。2003年、アルゼンチンに約1200haの農地を取得し、パラグアイの日系人農協とは非常時に優先的に大豆を供給してもらう協定を結んでいる。

ビジネスと公益性の止揚



非常時に備えるには平常時から生産・輸入を行う必要があり、昨年から南米産大豆を販売し始めた。ところが豆腐メーカーとは品質や価格の点で折り合わず、売れ行きは悪かった。
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自給率の低さは豊かさと安全の証 | 農業経営者 11月号 | (2005/11/01)

【早稲田大学大学院 ファイナンス研究科教授 野口悠紀雄】
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自給率の低さは豊かさと安全の証



食料自給率は低い方がいいと主張すると、必ず“売国奴”などと非難を浴びる。
だが、日本は世界の様々な地域から食料を輸入しており、ある供給源で問題が起きれば、別の供給源への切り替えが可能だ。BSE(牛海綿状脳症)などの問題が発生しても、供給が止まったり、価格が暴騰することはなく、天候のリスクにも対応できる。日本は世界で最も食の安全が確保された国の一つだとも言える。
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アンシャン・レジームは壊せるか | 農業経営者 10月号 | (2005/10/01)

【政策研究大学院大学教授規制改革・民間開放推進会議専門委員 福井秀夫】
view0510.jpg 規制改革の遅れた産業分野として、医療・福祉、教育、農業が挙げられる。中でも農業は群を抜いている。消費者や意欲ある農業者の眼から見ると、自由で公正な競争を阻害する要素がかなり多いが、それについての議論さえタブーとされる。まさにアンシャン・レジーム(旧体制)といった感がある。

気概なき農水官僚たち



農水省の良識派には、農政の目的が農家の所得保証や、補助金や土地利権にすがる「自称農家」の延命でないことはわかっている。だからテーマと時機により「改革」と言ってみたりもするが、利害当事者が騒ぐと、その旗をすぐ降ろす。真の雇用者たる国民を意識した独立心や組織的気概が不十分だ。
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ホンダ的“農業経営”の発想 | 農業経営者 9月号 | (2005/09/01)

【(株)ホンダトレーディング社長 斉藤敏雄】
view0509.jpg 私たちは、米国の農家と契約で大豆を作り、日本に輸入している。きっかけは80年代初め、ホンダのオハイオ州への工場進出だった。現地に貢献でき、貿易不均衡の是正につながるような商材を探すうちに、特産の大豆に目を付けた。日本から部品を送った後、帰路のコンテナを生かせる利点もあった。

当初は一般の大豆を輸入するだけで、需用やニーズについての見極めも甘かった。そこで、最終顧客に目を向け、焦点を豆腐に絞った。問屋や豆腐メーカーと議論を重ね、種苗会社と共同で高タンパクな品種を開発した。
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生産と消費の距離を越えるには | 農業経営者 8月号 |  (2005/08/01)

【オイシックス株式会社社長 高島宏平】
view0508.jpg 食の世界では、作る人と食べる人の距離が遠いために、非常にもったいないことが起きている。
当社と取引のある農家は、有機栽培や特別栽培に取り組んでいる。通常よりも努力や苦労を重ね、様々な工夫も凝らす。だが、消費までの距離が遠いと、せっかくの努力も非効率になりかねない。

一例を挙げれば、味だ。農産物の「おいしさ」を定義するのは難しい。果菜類や果物であれば、甘みや硬さなど基準が比較的はっきりしているが、葉物となると、農家によって目指す味はかなり違う。愛情を込め、一生懸命に作っていても、その味がお客様の望むものと一致しないケースは多々ある。
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第二の農地解放が始まった | 農業経営者 7月号 |  (2005/07/01)

【作家 猪瀬直樹】
view0507.jpg 道路公団の民営化を巡る議論では、高速道路の建設費を当初の約20兆円から半減することができた。ただし、国民経済の観点からは改革が必要だが、建設費を削れば、困る人たちが出てくる。

日本の建設業は約600万人の雇用を抱えている。全就業人口は6400万人なので、1割に相当する。バブル期の建設総投資額は年間84兆円あったが、現在は52兆円まで下がった。つまり3分の2に減ったわけだから、200万人の雇用が過剰となっている。
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酒蔵の危機感、農家の資格 | 農業経営者 6月号 |  (2005/06/01)

【漫画家 尾瀬あきら】
view0506.jpg かつて「夏子の酒」(88年連載開始)を描くにあたり、ある蔵元を取材した。その蔵では戦後消えてしまった酒米、稲穂にしてわずか10本ほどを探し出し、地元農家の理解を得ながら、少しずつ増やして純米吟醸酒を造った。

実際に栽培に協力した農家にも話を聞いた。自分が作ったコメが新酒に生まれ変わる手応え、結果が実感できるやりがいを彼らは語っていた。
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不安と嘘の連鎖は断ち切れるか | 農業経営者 5月号 |  (2005/05/01)

【「安心!? 食べ物情報」主宰 渡辺 宏】
view0505.jpg 消費者運動や生協活動は、不安の要素を見つけ出してきて、体制・大企業批判に結び付けたり、「魔女」を仕立てて不安を煽り、別の商品を売ってきた側面をもつ。

特定のネタが使われ始めたのは、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故がきっかけだった。あの時は、輸入食品に含まれる放射能が問題となり、その後は農薬、ダイオキシン、環境ホルモンなどが次々と槍玉に上がった。
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人口減少社会と農業の役割 | 農業経営者 4月号 |  (2005/04/01)

【政策研究大学院大学教授 松谷明彦】
view0504.jpg 日本の人口は他の国々と比べて、はるかに速いスピードで減少していく。その主な原因は、「少子化」ではない。日本人の出生率は約80年前から一時期を除き、ずっと緩やかに下がり続けている。これから人口減少が起きるのは、ベビーブーム世代が一挙に高齢化し、死亡者が急増するからだ。

戦後のベビーブームは各国に見られた。だが、日本の場合、食糧難を乗り切るため、1950年代初頭から産児制限を実施し、ブームは極めて短期間に終わった。その結果、グラフに表すと「人口の塊」の後に「急峻な谷」が続くギクシャクした人口構造ができた。急激な人口減少は、過去に人口をいじった結果にほかならない。
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翼があることを思い出せ | 農業経営者 3月号 |  (2005/03/01)

【(株)篠崎屋社長 樽見 茂】
view0503.jpg 現在、篠崎屋の「豆富」(「豆の富をいただく」という理念から、同社ではこう表記する)には、米国オハイオ州の契約農場で採れた大豆を使っている。現地の研究機関が改良を重ねた特別な品種で、タンパク質含有量が多い。はっきり言えば、国内の農家が減反で仕方なく作った大豆とは比較にならない。豆腐は日本が誇る食文化だが、原料の点で全く遅れている。

国産大豆に翻弄された豆腐業界



3年前、国産大豆が大量に売れ残った時、全農は豆腐業界に「在庫の値段を3分の1に下げるから使ってくれ」と頭を下げた。各メーカーは渋々買ったが、翌年、天候の影響で収穫が半分に減ると、途端に大豆の市場価格は上がった。
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「特殊な産業」からの脱却を | 農業経営者 2月号 |  (2005/02/01)

【慶応大学教授 「農林水産業から日本を元気にする国民会議」幹事 榊原英資】
view0502.jpg 日本農業のポテンシャルは非常に高いと思う。バイオを始め様々なテクノロジーが発達しているだけでなく、個々の生産者は匠の技をもつ。

しかし、行政や農業関係者の多くは「農業は特殊な産業である」との意識から脱し切れていない。これには1920年代にまで遡る自作農主義や、その延長線上にある戦後の価格支持と公共事業政策が影響している。さらに、農協を中心とした社会主義システムが障害となり、「経営」「企業化」といった概念は置き去りにされてきた。
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消し去られる農水省の“罪” | 農業経営者 1月号 |  (2005/01/01)

【ノンフィクション作家・ジャーナリスト 溝口 敦】
view0501.gif 私がハンナングループの総帥・浅田満被告(公判中)に興味をもったのは、十数年前のことだった。当時から食肉業界のボスというだけでなく、部落解放同盟と山口組をバックに持つフィクサーとして知られ、その存在は行政からもメディアからも、一種の「聖域」として扱われてきた。

BSE(牛海綿状脳症)対策の国産牛肉買い上げ事業で、浅田被告は暗躍し、巨額の補助金を不正に手に入れた。その背景には食肉の流通に絡む不透明さ、複雑さがある。
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国民的コンセンサスなき日本農業 | 農業経営者 12月号 |  (2004/12/01)

【作家 高村 薫】
view0412.jpg 私は都会生まれの都会育ちだが、消費者の目で農業を眺め、多くの疑問も抱いてきた。食は人間の基本であると考え、かつて小説に、中国で農場経営をする日本人を描いたことがある。近作には自民党農林族の政治家を主人公として登場させた。

価値観の混乱とちぐはぐさ



長い間、私の中で農業とは、何かしらうまくいっていないものの代表だった。農業離れ、後継者不足、過疎といった問題が進み、貿易交渉はもめ続けている。
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革命はよそ者と若者とバカ者が起こす | 農業経営者 11月号 |  (2004/11/01)

【早稲田大学大学院教授事 前三重県知事 北川正恭】
view0411.jpg 三重県知事に就任したばかりの頃、「農林水産部の仕事とは何か」と県職員らに尋ねた。彼らの答えは「農林水産業を育成し、よい商品をよい流通に乗せること」だった。私はまったく違うと思った。それではまるで役所と生産側の癒着ではないか。

消費者サイドに立った農政へ



農政の仕事とは、まず消費者の側に立つことだ。農産物について言えば、おいしい、栄養豊富、あるいは安全・安心といった価値を創造することであり、消費者を見ずに生産者ばかりを見ていると、行政は必ず行き詰まる。
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企業参入と農地取得を区別せよ | 農業経営者 10月号 |  (2004/10/01)

【拓殖大学国際開発学部教授 叶 芳和】
view0410.jpg 株式会社の農業参入は、20~30年も前から語り尽くされてきた議論である。
当時は、農地の貸し手が少なかったため、「参入」は「農地取得」と同義で語られた。しかし今の状況は全く違う。農地はあり余り、わざわざ買わなくても、安く借りられるようになった。返還リスクも小さく、現に経営能力の高い農家は、農地を買ったりはしない。借地で規模拡大している。

“評論家”の主体なき政策要求



すでに構造改革特区で認められたリース方式の全国拡大が決まり、株式会社の参入規制はかなり緩和された。本当は耕作放棄地だけでなく、通常の農地もリースの対象にした方がよい。だが、取得を認めさせようというのは、すでに時代に取り残された議論に思われる。
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顧客を思い、リスクをチャンスに | 農業経営者 9月号 |  (2004/09/01)

【(株)ドリームインキュベータ社長 堀 紘一】
view0409.jpg 戦後農政は“弱者保護”を理由に、農家に補助金をばらまいたが、その結果、日本農業は発展するどころか、衰退した。これは、役人や役人もどきの農協関係者たちが、農家の生活確保を重視するばかりで、消費者つまり「お客様」の存在を脇に追いやってしまったからである。

「初めにお客様ありき」は、あらゆるビジネスについて言えることであり、農業も決して例外ではない。経営者たる者、消費者が何を欲しているか、どんな商品に対してなら、プレミアムを払う気になってくれるかを常に研究すべきで、農業を経営している人たちも時間があれば、都会に足を運び、人々が食べているものを自分の目で確かめた方がいい。
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農業は「反自然的」と堂々と語れ | 農業経営者 8月号 |  (2004/08/01)

【国際連合大学副学長 安井 至】
view0408.jpg 地球の歴史を長期的に眺めるならば、ホモサピエンスとは、せいぜい十数万年前、つまりごく最近になって現われた「新参者」にすぎない。したがって私たちが食べているものは基本的に、人間がのさばる以前から地球に存在した生物であり、神が与えてくれたものでも、人間のために特別に作られたものでもない。

食物にリスクはつきもの



現代人は、自分たちが他の生命を食べて生きていることを都合よく忘れている。作物や家畜の場合、品種改良などの努力も重ねられてきたが、生き物である以上、完全に無害であるとは限らない。例えば植物は昆虫などから身を守るため、体内に毒物を準備している。食べる側にとって多少のリスクがあるのは当然で、食物にパーフェクトな安全性を求めるのは、人間の思い上がりである。
また、安全と安心はまったく異なる概念であり、安心は詰まるところ、悟りの中からしか生まれない。
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新規参入者を変革の起爆剤に | 農業経営者 7月号 |  (2004/07/01)

【作家 秋田公立美術工芸短期大学学長 石川 好】
view0407.jpg 戦後の日本農政は、基幹部門である稲作を国家管理し、競争や市場原理を排した。農協は生産農家に対して「生かさぬように、殺さぬように」という姿勢で臨み、農業に「もうけなくていい」仕組みが作られた。この構造に乗ったのが自民党であり、農業ではなく票田を守るために予算を付けた。

こうした状況を多くの農家は甘んじて受けてしまった。その結果「日本はコメの国」といった精神性だけがまん延し、農業からモノ作りの喜びは失われた。後継者不足を嘆く声も強い。しかし、もうからない仕事を一体だれが受け継ぐと言うのだろうか。
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時代は変わる 幻想を打ち砕け | 農業経営者 6月号 |  (2004/06/01)

【一橋大学イノベーション研究センター教授 米倉誠一郎】
view0406.jpg 米国のカリフォルニア州に知事が47人もいたら、だれもがおかしいと思うだろう。もちろん、同州の知事はアーノルド・シュワルツェネッガーただ1人だ。だが、ほぼ同面積の日本には知事が47人いる。議会も47あり、多くの議員を抱えている。

これは130年前の廃藩置県をそのまま制度として引きずっているからにほかならない。明治初期には、1日50㎞歩いても東海道を行くのに10日かかった。240時間である。今、新幹線を使えば、東京―大阪は2時間半だ。つまり日本という国のサイズは100分の1になったのに、地方行政は高コストで、無駄なシステムを残していることになる。
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