提言 | 視点 | ||
世界が求める、多様なコメの食文化 | 農業経営者10月号 | (2007/10/01)
水田を守る外食業
実家は1haほどの農地を所有する兼業農家だ。幼少時には田植えや稲刈りを手伝ったものだ。長男ということもあり、代々の水田は守らなければという意思はあった。一方、「農業は金にならない」という、地域内の雰囲気を感じていた。サラリーマン時代、農閑期の農家を連れて海外の農場視察旅行を企画したことがあったが、大規模で合理的な経営を行なっているのを目の当たりにして衝撃を受けたこともある。しかし、経営努力をすれば水田を守っていけるという希望も見えたように思う。
現在、当社では実家や親類、縁者が生産するコメ、それにタマネギを契約栽培という形で買い入れている。これらの圃場をゴーゴーファームと称している。近い将来は法人化し、地域に雇用を生み出していきたい。また、現在も行なってはいるが、従業員を田植えや収穫に参加させることで、コメがどのようにできていくのか、どうしてコメを粗末に扱ってはいけないのかを、身をもって知るための教育の場として積極的に活用していく方針だ。
食べる人と作る人を元気に
今年の5月5日、米国・ニューヨーク店をオープンした。当日は開店前から行列ができ、3日目には用意した555食が完売した。米国人は偏食の傾向があり、昼夜とも来店するリピーターが多い。NYではインドカレーは一般的だし、日本食レストランにもメニューにあるため、抵抗はないようだ。寿司レストランやおにぎりショップも繁盛していて、コメ人気の高さを実感した。それにともない、カレーライスのビジネスチャンスも広がっていくと確信している。
農業と外食業が手を携えて海外進出することで、日本の多様なコメの食文化を伝えることは、非常に価値があると思う。決して大言壮語ではないだろう。当社の事業によって、カレーライスを食べる人のみならず、コメ生産者が元気になるとすれば、こんなに嬉しいことはない。
http://www.gogocurry.com/
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