━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.041 2008.10.21
すべては農場の進化のために
月刊『農業経営者』メールマガジン
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こんにちは、月刊『農業経営者』の長谷川です。先週のメルマガで10月24日
(金)の定例セミナー「誰が『比内地鶏』を創るのか?〜地域ブランドのある
べき姿を問う〜」のご紹介をしたところ、読者から「内容が複雑でよくわから
ない」とお問合せのメールを頂きました。
そこで今回のメルマガ本文で、もう少し詳しく、問題の解説をしてみました。
同時に、そんな難しい問題はともかく、ただひたすら「うまいもの」を探して
いるという方も、ぜひご参加ください。
当日は講師である大塚様ご夫妻の協力も得て、秋田高原フードの地鶏の試食会
を兼ねた集まりとさせて頂きます。もちろん缶ビールもありますよ〜!
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01│セミナーご案内
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▼ 誰が『比内地鶏』を創るのか?〜地域ブランドのあるべき姿を問う〜
[ 講 師 ] 大塚智哉氏【(有)秋田高原フード】
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同農場およびそのご家族の農場の歴史は、過日、本誌農業経営者ルポで紹
介したとおりです。「比内地鶏の偽装事件」という同農場のあずかり知ら
ぬところで起きた犯罪に端を発して、今回の事態は生じてきました。
その対策として、秋田県行政が進めた「認証制度」のとばっちりを受けて、
同農場は経営危機に立たされているのです。そればかりでなく、これまで
市場の7割のシェアを持っていた同社系列「黎明舎種鶏場」の雛では、生
産者は「比内地鶏」の名称で売れない状況になっています。
その背景には、秋田県畜産試験場で育種された系統のみに比内地鶏の名称
を謳うことが許され、さらに、ケージ飼したものはそれを認めないという
認定基準を秋田県行政が定めたことにあります。
これまで、その食味の点から種鶏として7割ものシェアを持っていた黎明
舎の種鶏を認めないということに、そもそもの異常さを感じませんか?
そして、これまで圧倒的にシェアの小さかった県畜産試験場が育種したも
ののみに(DNA鑑定が可能という理由で)それを謳える資格を与える。
ブランドとは、それを食べてきた人々、顧客が認めるものであるはず。む
しろ、事件をきっかけに県が居場所を作っているといえないでしょうか。
さらに、かつては平飼いをしていた秋田高原フードがケージ飼いにしたの
は、鳥インフルエンザの蔓延のリスクを軽減するためです。それは食の供
給者として責任を自覚した同社の、インフルエンザの発生リスクを最小化
するための当然の選択だと思います。
地元の食ブランドを守るのであれば、行政機関が率先してその指導をする
のがあたりまえではないでしょうか。すでに、秋田県、青森県などで鳥イ
ンフルエンザウィルスに感染した白鳥の死骸が発見されているのです。
能代市周辺で生産される比内地鶏の放し飼いにされた生産農場では、いつ
鳥インフルエンザが発生しても不思議なことではありません。それは、秋
田比内地鶏という食文化・食材ブランドが消えることにもなるのです。
にもかかわらず、系統組織系ではない最大の生産業者である同社に対して
秋田県行政は様々な形で「営業妨害」をしていると、私はあえて申し上げ
ます。そこには、行政あるいは官僚システムが自らに場所を維持するため
の典型的な対応と精神風土が示されているのではないでしょうか。
[講師紹介]
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PROFILE●東海大学卒業後、物流会社に入社。2002年秋田高原フードに転
職。妻の智子氏は同社創業者である故・佐藤黎明氏の長女。以来、義母
である佐藤信子社長、妻、14人の従業員とともに、比内地鶏の育成事業取
り組む。同社では営業として各地を飛び回り、同時に県との交渉も担って
いる。
[ 日 時 ] 10/24(金)16:00〜18:00
[ 場 所 ] (株)農業技術通信社 セミナールーム
[ 参加料 ] 『農業経営者』定期購読者 無料、一般5,000円
[参加申込] http://www.farm-biz.co.jp/2008/08/01-070001.php
┏━━━━━━━ ▼ セミナー後の懇親会のお知らせ ▼ ━━━━━━━┓
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懇親会には、講師の大塚智哉氏も参加します!
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セミナー終了後には懇親会を開催します。人脈を広げる絶好のチャンス!
皆様のご参加をお待ちしております。
[日時] 10/24(金)18:00〜20:00(2時間)
[場所] (株)農業技術通信社 セミナールーム
[費用] 1,000円
※セミナー受付時にお支払いください。領収書を発行します。
[参加申込] http://www.farm-biz.co.jp/seminar/form/
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>> 聴く『農業経営者』http://www.farm-biz.co.jp/semi/
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■ご意見・ご質問は、customer@farm-biz.co.jp まで。
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編集・発行 『農業経営者』読者の会 事務局(担当:長谷川)
(株)農業技術通信社内
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今号も最後まで目を通していただき本当にありがとうございました。
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