
新しい技術に積極果敢に取り組むが、決してポイントを外さない。新しい技術の調査のためには、海外へも足を運ぶ。その際、各種装置の理論よりも、その効果だけを直視してきた。その行動力と目利き力が、會田氏の強みである。
【経営データ】
■ 面積 /
ハウス1950m2。全面積水耕で、ミツバ(1550m2)、ミニホワイトセルリー(400m2)を栽培。
■労働構成 /
社員は、奥さんの里美さんと叔父の會田久生さんを含む計5名。さらに常時7名のパートを雇用。
■取引先 /
一部JAのほか、市場、小売店、外食産業への直販。
最初に導入したホシザキ製の電解水生成装置
2機目のアイ・ウォーター社製「I-ラジカル」
酸性水は病院や食品加工場などで、消毒、防除、殺菌などの用途に利用されている。會田氏の場合、種子消毒や施設内の防虫防除、出荷時の殺菌などに利用している。厚生労働省で食品添加物として認可されているので、安全性の問題はない。アルカリ水は作物の発育促進に利用しているが、葉面の色つやが鮮やかになるだけでなく、出荷後の鮮度保持にも効果があるという。
ネタフィム製「アクアネット」
ネタフィム製「ミラクルプラス」
この灌水システム(ネタフィム製「アクアネット」 )は、3~4kg/cm2の水圧で細霧を発生させることができ、コンプレッサーやステンレス配管の必要はない。そのため、導入コストは国産メーカーの製品の半額程度に抑えることが可能。コントローラー(ネタフィム製「ミラクルプラス」 )によって自動化することができ、複雑なプログラムにも対応する。これらは、會田氏がイスラエルの展示会にまで足を運び、見つけてきたものである。
細霧ノズル「クールネット」もネタフィム製。このように會田氏のハウスでは、イスラエルの灌水資材が随所に見られる。電解水との併用効果で散布する農薬の効果は向上し、使用量が減少した。
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