大型農機を導入し、広大な土地を管理するサンフレッシュ海津。その卓越した機械力を活かし、水田のみならず大豆や麦といった畑作へも挑戦してきたが、今後はジャガイモへの転作によって、さらなる可能性を探ろうとしている。
18インチ×7連のリバーシブルプラウ(スガノ)を引くCATのチャレンジャー45(238ps)。このほか、クローラでモロオカが200と160ps、三菱の160ps。ホイールがニューホランドのTM190(180ps)、TN75(72ps)、そのほかにもヰセキ、ヤンマーなど国内外の大型機種が8台。18インチ×7連でもチャレンジャーなら苦もない作業だ。
フロントに付いているスプリングタインの整地機(幅5m)は、バーチカルハローシーダでの播種時に、クローラで踏みつけた場所などを機体前方でもう一度砕土整地するのに使っている。
トラクタ、コンバインなど多くの大型農機を所有する同農場。それを収納するために10×49mの鉄骨構造フィルム張りの格納庫を建てた。建築基準法の制約を逃れるために間口部分は解放になっている。そのため350万円ほどでこの広さの格納庫ができた。フィルムについては最低5年は持つと聞いたが、10年は持たせたい。「白白コートファイブ」(石黒農材)。
フィールドチョッパを装着したトラクタに履かせてあったバルーンタイヤ(グッドイヤー) 。クローラとともに、これなら大型のトラクタでも踏圧が小さくなる。4本で115万円した。作業を複合化して圃場を走行する回数を減らすとともに、あらゆる作業時に土壌への踏圧を最小化する配慮をしている。
プラウ後は作業幅5mの折りたたみ式バーチカルハロー(ALPEGO)で砕土整地。トラクタは150ps。爪が縦軸なのでプラウですき込んだわら等をかき上げることがなく、後ろの螺旋ローラでほどよく鎮圧していく。作業速度も速いので能率が良く、砂壌土であるこの土地なら、乾いて状態が良ければこれだけで豆が播ける。
もともと輪中地域であるが、今では冠水するような大雨の場合でも、半日で排水可能なポンプアップ施設が整っている。サブソイラだけでなく籾殻充填機モミサブロー(クボタ)を使うことで、さらに排水性が改善される。
明渠掘りのためのディッチャ(スガノ)。円盤になた爪が取り付いたような形で、土を跳ね上げていき、深さ25cm程度の台形の溝を作っていく。
ショベルローダ用先端アタッチメントの油圧モア「トルネード」(丸順)。
最大積載9.6m3のマニュアスプレッダ(ニューホランド)。さらに増枠をして積載量を増やしてあった。堆肥はワラを提供する畜産農家から調達している。砂気の多い土は地力がないため、堆肥散布で土作りを進めている。
水路整備や明渠掘りに使うバケット(コマツ)。
キャリア(VADERSTAD)。ディスク条の切り込み刃、タイン、それにリングローラが組み合わさり、しかも1G当り900kgという荷重を土壌に与えることによる砕土・均平・整地・鎮圧の作業機であり、麦や大豆の播種前に使って最適な播種床形成が行なえる。また、収穫後にこれで圃場を走り、収穫残渣の粉砕と土壌混和を行なうのも効果的な作業である。
大豆播種用のニューマチックシーダ(クーべランド)。6条用で側条に施肥ができる。この前にバーチカルハローをセットし、バーチカルハローシーダの形で使う。
ポテトプランタ(十勝)。麦跡に夏作のジャガイモ作りにチャレンジした時に購入したもの。今年からは本格的な春作のジャガイモ作りが始まる。ハーベスタは本誌所有の機械を借りて取り組む予定だ。
刈り幅4.5mのコンバインLEXION450(CLAAS)。大豆および麦作業時は、それぞれヘッダ部分を交換する。このほか、6条100ps級の自脱型も数台所有している。
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