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編集長コラム

人生は夢見た者が勝つ | 農業経営者 1月号 |  (2004/01/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
「描く夢、作る器に合わせて人は育つ」。

「夢の見方教えます」あるいは「今こそ夢を語れ」と。

本誌では度々、農業経営者たちが持つべき「夢」について語ってきた。

「夢は実現する」と煽り、「成功者とは人より強く夢見た人であり、何かを一心に思い続けることのできる人のことである」と断言し、また、「農業界の後ろ向きの流行り言葉に流されるな」と檄を飛ばしてきた。
さらに、「もし、今が暗い闇の中に居るのであればこそ、白昼には気づくことの無い小さな明かりも見出せる。目を凝らし、その小さな明かりを見失うべきでない。やがて、それは少しずつ輝きを増し、同時にその光を反射するかのように自らが発する輝きにも気付く。暗闇の中でこそ自らが信じる小さな光を注視すべきなのだ」とも。

そして、「いかに農業が大事な仕事であるかを語ったとしても自らの仕事に夢を語らぬ 親、背を曲げて現在の困難をぼやく親に後継者が育つわけも無い。夢を見、夢を語ることが経営者の“義務”であり“責任”である」と、かつて書いた覚えがある。 そんな言葉の羅列を見て、エラソ-に、と鼻白む思いをされる読者もいたかもしれない。

笑われても構わない。なぜなら、それはぼく自身がこの会社を経営し、この雑誌を発行するにあたって常に考えていることでもある。そして、本欄や本誌を読者の経営にとっての他山の石となることを創刊号で宣言したのだから。



明けましておめでとうございます。

この新年号と来月号のために農業と食にかかわる様々な経営者の方々にお話を聞くチャンスを得た。企業規模の大小や売上の多少にかかわらず、ぼくがお目にかかってお話を伺いたいと思った方々である。

様々な場でご活躍の経営者の皆様に共通することは、冷静に時代と自分自身(あるいは自社)を相対化し、戦略を持ち、夢を持ち続ける方々であることだ。

一時期のメディアで企業の“勝ち組”“負け組”という言葉が流行ったことがある。

ぼくはこの言葉が嫌いだ。ある指標に照らして、一時の収支の良し悪しだけを見るなら、その経営の本質は見えてこないだろう。どれほどお金が入ってくるといっても、土(顧客と言っても良い)から収奪した結果 であるのなら、やがてその経営は破綻するだろう。どれだけの収入があろうとも、その中身が営業外収益(転作の補助金収入)であるのなら、それが無くなったらどうなるのだろう。

問題は永続性であり未来への投資なのである。

現実の世界には競争や勝負の局面があり、そこに勝者と敗者が存在することは厳然たる事実である。その伝で言えばぼくなどは一貫して負け組に分類されてしまうであろう。しかし、時代に優勢な論理に抗して、自らの立場を守る者はその汚名を甘んじて浴びればよいと考えている。

覇権を求めるな。その理念と機能により必要とされる存在であろう。奪うな、土に戻し続ける経営にしよう、とぼくは社員に呼びかける。でも、現実の我々はまだまだ奪う経営に過ぎず、稔りも少ない。

しかし、我が社では“収穫に目を奪われず、土に戻し続ける営み”であるという優れた農業者の言葉を経営の範としている。利益は目的ではなく結果 であり、未来への手段であると考える。それに徹することができるなら、明日は我々の物である。そして、決して多くは無い読者諸氏や社員とその未来を共有し始めていることに、ぼくはほくそ笑んでいる。

あえて言えば、人生は夢を見る者が勝つのである。
Posted by 編集部 08:30

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