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農業経営者取材 | 新・農業経営者ルポ

未来は、自分の今日についてくる  | 農業経営者 10月号 | (2008/10/01)

【展望花畑 四季彩の丘 代表 熊谷留夫(北海道美瑛町)】
経営者ルポ 北海道富良野市に次いでフラワーツーリズムの地として広く知られている美瑛町。 その美瑛町で、7年前に「展望花畑 四季彩の丘」を開設したのは、美瑛町農協の理事でもある熊谷留夫。十勝岳連峰を正面に臨む雄大な景観の豊かさに気付かされた彼は、丘陵に花を植え、都市からの観光客を呼び込むことを思い立つ。しかし、当初は周囲を説得してもその価値を理解してもらえなかった。ならば、と立ち上がった熊谷の心中には、美瑛の農業と農産物の素晴らしさを伝えようする、開拓者精神が宿っていた。

農業者が作り出した観光スポット



「丘のまち」と呼ばれる北海道美瑛町。傾斜のきつい丘陵地帯は農業にとって必ずしも望ましい条件ではない。しかし、その風土の中で農家が作り上げてきた農業景観が北海道を代表する観光スポットになっている。

その美瑛でも最も観光客の集まる「四季彩の丘」を経営するのは、約90haの農場を経営する熊谷留夫(56歳)である。同時に熊谷は、北海道上川地域では初めてだったという、農家ペンション「ウィズユー」を1992年から経営している。四季彩の丘同様、冬季間も開業するウィズユーでは、ペンションの窓からの景色と地元食材を使った料理で年間4500人ものお客さんを迎え入れている。

四季彩の丘の年間来場者数は40万人。美瑛町を訪れる観光客約120万人の3分の1が四季彩の丘を訪れている勘定だ。美瑛の観光は夏がメインで冬季間は休業するところが多いが、四季彩の丘には冬の間だけでも約8000人のお客さんが訪れる。また最近は、夏冬を問わず台湾や韓国からの観光客が増えているという。取材日当日は生憎の雨模様だったが、駐車場には観光バスが並び、売店はお土産を求めるお客さんで賑わいを見せていた。また、15分かけて敷地内をコトコトと走るトラクタバス(「ノロッコ号」なるネーミングも洒落ている)に乗った子供たちの楽しそうな声も聞こえてきた。

周囲の理解は得られず独力で事業を始める



四季彩の丘は99年から着手し、2001年にオープン。すべて熊谷が一人で始めた。春にチューリップ、夏にクレオメやリアトリス、秋にはキカラシが咲き乱れる展望花畑と、農産物直売所からなる。約20年前から美瑛町農業協同組合の理事を務める熊谷は、かつて農協にその開設を何度も働きかけた。事業性の大きさだけでなく、ますます農業経営環境が厳しくなっていく中で、観光に訪れた人々の目と心に訴えて、美瑛の農業と農産物の素晴らしさを伝えようと提案したのだ。しかし、理解は得られなかった。
(以下つづく)
Posted by 編集部 12:30

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