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時流 | 土門「辛」聞

減反破綻の象徴的舞台となるか大潟村 | 農業経営者 4月号 |  (2008/04/01)

【土門 剛 -profile

米価暴落で見えてきた勝ち組・負け組



2月中旬、3年ぶりに大潟村へ入った。米価暴落で村全体が意気消沈していることは、この村に住む知人の便りでだいたいわかっていた。バブル米価の折には村の元気組、自由作付け派の集まりといえば、車で20分ほどの男鹿温泉の温泉旅館というのが定番コース。そんな光景も、今では昔の思い出話の一つになってしまった。

以前から、この村の農業は良くも悪くも「15ha問題」と指摘してきた。大潟村が誕生した40年前には、日本のコメ作りのモデル農村と称されたことがあった。それが今、この面積で経営を成り立たせることが至難の技になってきた。さりとて村の特殊な農地事情から面積を増やすことはできない。この村で減反協力者が増えたのは、こうした事情があるからだ。

2万円米価時代には、この面積が威力を発揮した。減反非協力の「自主作付け派」で所得ベースで年収1500万円というのはザラにあった。フル作付けした場合、反収9俵として1350俵の収穫になる。これに2万円をかければ、玄米で販売したとしても収入は2700万円になる。これに農地取得のための借金の元利(第5次入植なら年間450万円)を払っても1500万円近い所得が残る計算だ。(以下つづく)
※記事全文は農業経営者04月号で
Posted by 編集部 | 09:28 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
時流 | 土門「辛」聞

農水省の焦りで見えてきた減反終焉の日 | 農業経営者 3月号 |  (2008/03/01)

【土門 剛 -profile
「生産調整目標達成のための合意書」。こんな文書が御用納めの前日(12月27日)に開かれた全国水田農業推進協議会の場で取り交わされた。相当事情通の本誌読者でも「エッ、その合意書って何なの」と疑問に思われるに違いない。全国水田農業推進協議会。これまた「それって何の組織」と疑問を抱かれるだろう。農水省が急ぎ作った、別名「減反推進協議会」のことである。都道府県や市町村ごとに設置されている「水田農業推進協議会」の全国版という位置づけである。構成メンバーや合意書の内容(38ページ掲載)を見れば、いかに泥縄的かがわかる。農水省の焦りもストレートに伝わってくる。

減反問題は、売れない者が対応すれば、簡単に解決するのである。売る力がないのにもかかわらず、コメを作ったり、コメを集荷したりする者がいるから、問題が一向に解決しない。つまり、減反の大半は農協組織固有の問題と言い切れる。商人系業者は、売れないコメは絶対に買わない。そんなことをしたら、在庫を抱えて会社を潰してしまうのだ。この基本原則を貫けば減反問題は解決するというのが筆者の見解である。

ところがJA全中とJA全農に、もはや農協組織に減反問題を解決できる力はない。あまりにも多くの構造的矛盾を抱えているからだ。その最たるものが、信用・共済と経済事業の「総合農協」体制。地方経済よし、米価よしの時代はよかった。減反で少々無理なことを言っても「ま、仕方がないか」と農家も協力してくれた。それが逆モードになれば、減反の協力を要請すれば、農家に反発され、結果として組織の力を弱めることになる。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者03月号で
Posted by 編集部 | 09:28 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
時流 | 土門「辛」聞

土門剛 新年大予想 農業界大動乱の最終幕に政治の介入も米改革は マーケット原理で粛々と進む | 農業経営者 2月号 |  (2008/02/01)

【土門 剛 -profile
明けましておめでとうございます。いよいよ農業界大動乱の最終幕に突入だ! 新年に相応しく、パッと明るい大胆予測をお届けしよう。

そんなの関係ねえ!!オッパッピーだ!



司会 「混迷深めるニッポン農業をスパッと切っていただいて、新年らしくパッと明るい大胆予想をご披露願えますか。最近は農業界大動乱の最終幕が切って落とされたと本コラムにも書かれていましたね」

土門 「農水省は02年に米政策改革大綱を打ち出した。市場ニーズに合わせて売れる米づくりや集荷・流通、効率的かつ安定的な農業経営の確立を10年をメドに実現するというのが内容だ。参院選後の米価下落対策はこれに逆行するものだが、所詮は次の総選挙までの場当たり的なものと思えばよい。結局は、牛に引かれて善光寺参りではないが、マーケットの導くところに落ち着いていくのだ。ただ減反問題だけは便所蝿のように生産者にうるさくつきまとうかもしれない。ここは小島よしおのように軽くあしらっておくことだ」

司会 「いきなり、小島よしおですか」

土門 「行政や農協が減反をしつこく迫ってきたら、減反は、コメが売れない農協さんのことでしょう、そんなの関係ねえ~、オッパッピー!と叫んでやることだ。パンツ一丁になってやれば、相手は絶対にやってこないよ」

司会 「自民党のセンセー方は減反強化で相当息巻いてますね」

土門 「どんだけぇー」 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者02月号で
Posted by 編集部 | 09:28 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)