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時流 | 農・業界【国内】 | |
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北海道・(有)植物育種研究所
高健康機能性タマネギを30ｔ収穫
北電子会社が首都圏で一括販売 | 農業経営者 11月号 | (2006/11/01)
北海道大学発のバイオベンチャー企業、(有)植物育種研究所（北海道夕張郡栗山町・岡本大作代表）は、2003年に品種開発した高健康機能性タマネギ「さらさらレッド」の2年目の収穫を終えた。今年の収量は、約30t。そのうち約半分前後が道内で販売される。また、首都圏では、道外での独占販売契約を締結した北海道電力の子会社・北海道フードフロンティアが運営する北海道産品アンテナショップのほか、三越など大手百貨店の生鮮売場でも扱っている。
この「さらさらレッド」は、岡本代表が北大大学院農学研究科在籍時に育種開発した新種の赤タマネギ。食味の特徴は、従来のタマネギよりも甘み辛みともに強い。また、スルフィドいう血液をサラサラにして血栓ができにくくなる成分を含んでおり、健康機能性が高い。植物育種研究所は、栽培委託契約を8軒の農家と締結。現在の作付面積は約1haで、栽培は栗山町内限定。町おこし事業の一環として、行政からの支援も受けている。
近年、タマネギは健康食材として認知され始めているが、「さらさらレッド」はその機能性を全面的にアピールすることで、ブランド価値を高めている。マスメディアに大々的には取り上げられていないが、店頭POPに書かれてある「血液サラサラ」のフレーズに思わず目を留め、購入していくという客が多いという。
「Mサイズのタマネギを3個入りの袋詰で378円と、かなり高めの値段設定にしている。だが、50セット以上売れる日もよくある」（北海道フードフロンティア・酒井秀明営業部長）
今後は「契約農家数を増やして収量を増やせる体制を築くことで、さらなるブランド確立を目指したい」（岡本代表）としている。
近年、タマネギは健康食材として認知され始めているが、「さらさらレッド」はその機能性を全面的にアピールすることで、ブランド価値を高めている。マスメディアに大々的には取り上げられていないが、店頭POPに書かれてある「血液サラサラ」のフレーズに思わず目を留め、購入していくという客が多いという。
「Mサイズのタマネギを3個入りの袋詰で378円と、かなり高めの値段設定にしている。だが、50セット以上売れる日もよくある」（北海道フードフロンティア・酒井秀明営業部長）
今後は「契約農家数を増やして収量を増やせる体制を築くことで、さらなるブランド確立を目指したい」（岡本代表）としている。
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