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叶芳和が尋ねる「新世代の挑戦」

農業資材の流通改革を通して第2農協に成長 | 農業経営者6月号 |  (2007/06/01)

【評論家 叶芳和 -profile
【アイアグリ(株)代表取締役社長 玉造和男(茨城県土浦市)】
農業資材販売店「農家の店しんしん」を経営するアイアグリ㈱は、兼業農家のニーズに的確に応えることで、この分野でのシェアを拡大してきた。しかし近年、兼業農家が減少するなど、時代の変化に伴って新たな取り組みにも着手している。全農がスリム化を目指す今、時代がアイアグリに求める新たな姿が見えてきた。

農業資材の流通改革を通して農業改革



農協独占を打破して、85億円企業に成長したイノベーターがいる。農業資材販売の「農家の店しんしん」を経営するアイアグリ(株)(玉造和男社長)は、農協の独壇場であった農業資材販売の分野にディスカウント作戦で新規参入し、農協独占に風穴を開けた。

「系統利用」(全農―県経済連―農協を通した資材購入)という閉鎖的な資材流通の下で、日本の農業資材の価格は国際的にみて著しく割高になっている。これが日本農業の国際競争力を低下させている一因である。「農家の店しんしん」は流通改革を通して、農業改革に貢献しているといえよう。

ただし、当初は「価格破壊型」であったが、今は農家・産地に密着したサービスを売り物にシェアを伸ばしている。フルタイム、フルライン、……同社の顧客サービスは「フル」の文字が並ぶ。フルラインで在庫を保有し、農家のニーズに即座に対応している。営業も365日年中無休である。つまり、農家はいつでも、欲しいものが欲しいときに入手できる、というサービス体制である。肥料は一般品だけでなく、指定配合で作型、作目に合わせた肥料設計を実施して供給している。農協やホームセンターとの決定的な違いである。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者06月号で
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叶芳和が尋ねる「新世代の挑戦」

旬の味をルイ・ヴィトン化した食品加工メーカー | 農業経営者5月号 |  (2007/05/01)

【評論家 叶芳和 -profile
【(株)セゾンファクトリー社長 齋藤明彦(山形県高畠町)】

最高の素材を全国から調達四季と旬をブランド化



山形県は主要な果実産地のひとつである。このフルーツ王国のイメージをブランド化し、伸びている食品加工メーカーがある。

山形県南部の高畠町に立地する㈱セゾンファクトリー(齋藤明彦社長)は、ジャムやドレッシング、ジュースを製造・販売するメーカーだが、山形の四季を生かした食文化から発想し、「旬の果物」に手を加えることにより、生で食べても美味しい素材を、さらに美味しい状態にして食卓に届けている。一般に加工用は生食用として出荷できない素材が中心であるが、そうした加工業の常識とは一線を画したポリシーだ。手作りと品質にこだわったモノづくりが消費者の支持を受けている。

ブランド化に成功し、製品差別化で、ジャムメーカー同士の価格競争の世界から脱却している。特に自前の直営店では1個1000円以上のジャムが主力である。スーパーの棚に並ぶジャムに比べ、付加価値が3倍も、5倍も違う。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者05月号で
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叶芳和が尋ねる「新世代の挑戦」

育種で競争力を培った養豚AIセンター | 農業経営者4月号 |  (2007/04/01)

【評論家 叶芳和 -profile
【(農)富士農場サービス代表 桑原康(静岡県富士宮市)】

横浜市場の極上枝肉の全頭が富士農場直系



日本で一番高品質の豚肉を生産する種豚農場はどこか。豚肉の品質評価は、市場で5段階に格付けされる。最高品位「極上」に格付けされるのは、通常、市場に持ち込まれる量のコンマ数パーセントと希少である。ところで、この極上枝肉のすべてを一つのAI(人工授精)センターが独占するという事態が起きている。

2002年の横浜市中央卸売市場食肉市場における年間格付成績をみると(日本食肉格付協会横浜事業所調べ)、極上率は0.18%であった(極上格付314頭/屠畜頭数17万4755頭)。この極上枝肉314頭中、305頭が(農)富士農場サービス(桑原康代表)の100%血統、残り9頭にも同社の血統が50%以上含まれていた。

驚くべき事実が判明したのである。つまり、日本で一番美味しい豚肉は富士農場サービスが独占的に供給しているのである。格付協会は公式には発表していないが、同協会の調べによると、この傾向は7~8年前(2000年前後)から続いているようだ。また、鹿児島県のバークシャー(黒豚)にも富士農場サービスの精液供給が貢献している。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者04月号で
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