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農業経営者コラム | 幸せを見える化する農業ビジネス

社員の器を伸ばし、約束を100%厳守 | 農業経営者 3月号 |  (2009/03/01)

坂上隆 仕事をする上で、何よりも強く肝に銘じているのは、約束を破らないことだ。それは約束事の大小に限らない。小さい約束でも一度破ってしまえば、どんな約束でも破っていいことになる。この程度ならお客さんにも迷惑がかからないだろう—こうした甘い考えから経営の綻びは生じていくのではないだろうか。

供給者責任を果たす



昨年、ある取引で何千ケースも出荷する際、1ケースの積み忘れを見つけたことがあった。私は即座に宅配便で送るよう社員に指示した。もしかするとお客さんは1ケース足りないことに気づかないかもしれないし、気づいても勘弁してくれるかもしれない。宅配便で送るといっても、「そこまでしなくても」との返事があるかもしれない。おそらく普通はそう考える。しかし取引先がこちらの甘えを許してくれても、約束は絶対である。

また過去にはこんなこともあった。ケールの出荷予定日、農場がかなり激しい雪に見舞われた。そこで「大雪だから収穫できなかった」と言い訳するのは容易いが、それは約束を破る行為である。だからといってスタッフを無理に雪の中に出させるわけにもいかない。そこで私は一人で農場に入り、仁王立ちになってケールの収穫を始めた。そこまでして初めて、社員は「約束を守るとはどういうことか」を感じてくれる。

もちろん私は「無茶をしろ」と言いたいわけではない。約束を守ることが一番の目的であって、それを果たすために普段から万全の準備をしておけばいいのだ。

当地ではケールの生育初期が台風の通過時期と重なる。台風だからと諦めない方法を模索した。以前は株数減少の被害に備え、20%多めに作付けして契約数量を100%守る方法をとっていた。だが、これは来ることがわかっている台風に対する万全な準備とはいえないし、利益の減少要因が恒常化してしまう。そこで、思いついたのが「農場全体に防風ネットを張り被害を極小化する」というアイデアだ。しかし40数haもの大面積で、相手は単価がそれほど高くないケールという作物だ。常識からすれば、大規模栽培で防風ネットを張るなど狂気の沙汰だろう。

(以下つづく)
坂上隆(さかうえ たかし)
(有)さかうえ社長。1968年鹿児島県生まれ。24歳で就農。コンビニおでん用ダイコンの契約栽培拡大を通して、98年から生産工程・投資・予算管理の「見える化」に着手。これを進化させたIT活用による工程管理システム開発に数千万円単位で投資し続けている。現在、150haの作付面積で、青汁用ケール、ポテトチップ用ジャガイモ、焼酎用サツマイモなどを生産、提携メーカーへ全量出荷する。「契約数量・品質・納期は完全100%遵守」がポリシー。03年、500馬力のコーンハーベスタ購入に自己資金3000万円を投下し、トウモロコシ事業に参入。コーンサイレージ製造販売とデントコーン受託生産管理を組み合わせた畜産ソリューションを日本で初めて事業化。売上高2億7000万円。08年から食品加工事業に進出。剣道7段。
※記事全文は農業経営者03月号で
Posted by 編集部 | 12:29 | この記事のURL | コメント(20) | トラックバック(0)
農業経営者コラム | ヒール宮井の憎まれ口通信

中年の主張「ものづくりとは……」 | 農業経営者 3月号 |  (2009/03/01)

【宮井 能雅 -profile
経営者コラム

ほとんど実りのないフランスのファームショー


そこそこ儲かった農家はこの冬、どこに遊びに行こうか、などと考えているのかもしれない。決して多くはないが、北海道の一部の農家たちはこの冬の期間を利用して、海外ツアーに出掛ける。 ある者は東南アジアの快春ツアー、ある者はヨーロッパ、そしてほんの一握りの者だけが米国に出掛ける。まったく寂しい話だ。正直なぜ農業の勉強のためにヨーロッパに行く必要があるのだろう。

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Posted by 編集部 | 12:28 | この記事のURL | コメント(132) | トラックバック(0)
農業経営者コラム | 高橋がなりのアグリの猫

第23回 井の中でゲコゲコ鳴いていますよ! ヒール宮井さん | 農業経営者 3月号 |  (2009/03/01)

【国立ファーム有限会社代表 高橋がなり -profile
先月号のヒール宮井さんのコラムを読んで、僕は都会に生まれ育って、テレビ業界で鍛えられたことは非常に幸運だったと改めて感じさせられました。ヒール宮井さん、コミュニケーション能力がありませんよ!

宮井さんが先月号で書かれていたコミュニケーション能力欠落男はテレビ業界には生息もしていません。もっと次元の高いところでご自身の能力が高いことを表現してください。宮井さんが考えるコミュニケーションは言葉のキャッチボールで終わっていませんか。

僕の考えるコミュニケーションは会話を通して相手の思想や考え方を理解して初めて意味あるものです。少なくとも僕は、宮井さんのこだわる「農業は家族経営」という言葉が頭に残り、今後農業をしながら、そして農家を観察しながら答えを出していくのが課題になっています。親族を排除して赤の他人という弟子たちに会社経営を託してきた僕には、経験もなく全く理解できない論理だからです。僕は宮井さんの経験や立場から生まれる考えを理解しようとする努力をしています。そうした思考がコミュニケーションには絶対必要なものだと思います。

本当は常識的な宮井さんが、毒舌芸を披露することは、演出家として大変面白く思っています。しかしメディアを通して発言できる者の最低限の節度は守ってください。ギリギリの表現を楽しむ僕は、口が滑ってしまったのだと許しますが、一度だけ、しかも好意的に面会した相手を「嘘つきの特徴であるくすんだ目が見られたり」とメディアで揶揄することは許されることではありません。『農業経営者』さんも注意するくらいの配慮はないんですか。それとも僕と喧嘩したいと言うのならいつでも買います。

(以下つづく)
※記事全文は農業経営者03月号で
Posted by 編集部 | 08:29 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)