執筆者一覧

農業ビジネス
農業経営者twitter
デジタル見本誌

アーカイブ
2023
07
2022
12 07
2021
08
2020
12 08 04
2019
12 11 09 08 06 04 03 02
2018
12 10 08 07 04
2017
12 10 08 06 05 03 02 01
2016
12 11 10 07 06 04 03 02
2015
12 11 10 09 08 07 06 04 03 02
2014
12 11 10 09 07 06 05 03 02 01
2013
12 11 10 09 08 07 06 04 02
2012
12 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2011
12 09 08 07 06 05 04 03 02
2010
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2009
12 11 10 09 07 06 05 04 03 02 01
2008
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2007
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 01
2006
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2005
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2004
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2003
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2002
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2001
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
2000
12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01
1999
12 11 10 09 08 07 06 05 04 02 01
1998
12 11 10 09 08 07 06 04 02
1997
12 10 08 06 04 02
1996
12 10 08 06 04 02
1995
12 10 08 06 04 03
1994
12 09 06 03 01
1993
10 07 05
文字のサイズ
中
大

HOME > 農業経営者取材  > 新・農業経営者ルポ

購読申込み
農業経営者取材 | 新・農業経営者ルポ

第30回 人生には夢が欠かせない農業経営には計画が必要だ | 農業経営者 11月号 | (2006/11/01)

【農業生産法人(有)アクト農場 代表 関治男 (茨城県茨城町)】
repo0611.jpg できたものを売るのではなく、必要とされるものを必要なだけ作る——この産業として当たり前の発想が、ようやく農業の世界に浸透しつつある。契約栽培の概念も、実力ある農家には広く受け入れられている。今後生き残っていくであろう生産者は、ビジネスマインドを備えた経営者。就農してすぐ牛500頭を目標に掲げ、借地と預託肥育でこれを実現した関治男さんに、そのビジネスマインドの源泉を探る。

肉牛190頭、野菜は主に4品目。農業生産法人(有)アクト農場の経営内容はシンプルだ。
「事業展開云々とか、あまり難しいことは考えたことないんですよ」

代表の関治男さんは、まずそう言って笑った。しかし、それで売上1億3000万円というのはありえない話だ。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者11月号で
Posted by 編集部 | 12:30 | この記事のURL | コメント(243) | トラックバック(0)
農業経営者取材 | 新・農業経営者ルポ

第29回 親の植えた木を、子が切るとき | 農業経営者 10月号 | (2006/10/01)

【農業生産法人(有)ピーチ専科ヤマシタ代表取締役社長 山下一公(いっこう) (山梨県山梨市)】
repo0610.jpg モモの直販、新規就農者の支援、大手量販店との契約、社債の発行など、次々と斬新な活動を手がけるピーチ専科ヤマシタの山下一公氏。そのベースは、就農当初から一貫している。それは、農業で食べていくと決めた以上は農業に徹するという強烈なプロ意識、そして農協に依存することなく、顧客のニーズを意識して作物を生産するというマーケットに対する戦略である。この志は同じく自立的な農業を目指して昭和を生き抜いてきた父の血なのかもしれない。昭和から平成へと父と子が受け継いできた自立的な農業の一つのあり方を見つめてみたい。

どんな世界であれ、世代交代には、常になんらかの決断を伴う。世代が変わるとは、時代が変わることであり、その時代の変化に対応できるかどうかが世代交代がうまくいくかどうかの鍵になる。

現在、(有)ピーチ専科ヤマシタの社長として、ユニークな手法でモモの生産・販売を手がけている山下一公氏だが、約20年前、先代の父、博光氏(77歳)から農園を引き継ぐことを決めたとき、そこには一つの決心があった。それは父が育ててきた1.3haの農園の半分を占めていたブドウの木を切るという英断だった。

父の育ててきた木を子供が切る。それは一見、新しい父と子の考え方の違いを象徴するようなできごとのように映る。収入源であるブドウは一公氏がすべて伐採。先行きを心配する博光氏は、それを見て「ああ、 煙草銭もなくなってしまうなあ」と思ったという。

自らが手をかけて育ててきたブドウの木を切ろうという気にはなれなれない。しかし、その葛藤が親子げんかに発展するようなことはない。二代にわたる農業への取り組み方を見ていくと、そこにはいや応なく受け継がれている自立した農業へのこだわりが見てとれる。

農協を除名された父から学んだもの



山下家は、山梨市に20代以上続く、伝統ある農家である。一公氏も小さい頃から、父の手伝いをしてきて、大学も自然と農学部を選択した。 「農業そのものをやるかどうかは、まだ決めていなかったのですが、農業に関係する仕事をしたいとは考えていました」と一公氏は話す。  卒業後、季節社員として半導体を扱う会社に入るが、半年後に、農業をやっていこうと決心して会社を辞めた。ただし、本格的に農業を継ぐにあたって、一公氏は父に一つだけ条件を言った。それが「自分が家を継ぐとしたら、ブドウの木を切る」ということだった。 (以下つづく)
※記事全文は農業経営者10月号で
Posted by 編集部 | 12:30 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
農業経営者取材 | 新・農業経営者ルポ

第28回 専業農家仲間の未来のために、集落営農をあえて担う | 農業経営者 9月号 | (2006/09/01)

【松隈ファーム代表 松隈利生 (佐賀県鳥栖市)】
repo0609.gif 佐賀県の東端に位置する鳥栖市。九州を南北に結ぶJR鹿児島本線と、東西に結ぶ長崎本線はJR鳥栖駅で交わる。九州縦貫・横断両自動車道が交わるのも巨大な鳥栖ジャンクション。福岡から長崎、熊本、鹿児島方面に向かうためには必ず通過する物流の要衝だ。周辺には地の利を活かした工業団地も多い。

松隈ファームの松隈利生さんが農地をもつ高田町は、福岡県久留米市との県境近く。筑後川が作る筑紫平野にある。
「佐賀県と福岡県両方の業者が競ってくれるおかげで、農機も資材もほかの地域と比べて安いんですよ」

周辺には、地元の農家の土地と久留米の地権者が持つ土地がモザイク状に混じり合う。そんな環境が松隈さん、および松隈さんが「仲間」と呼ぶ鳥栖の専業農家グループの視野を広げた一因だろう。(以下つづく)
※記事全文は農業経営者09月号で
Posted by 編集部 | 12:30 | この記事のURL | コメント(21) | トラックバック(1)