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編集長コラム

“欲が深かければ”こそ他者と組む | 農業経営者 2月号 |  (2005/02/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
僕の農業あるいは農業経営の先生とも言うべき高松求氏は、茨城県牛久市の畑作地域で農業をしてきた。かつて高松氏は、その地域での慣行的畑作物と養豚を経営し、また畑に竹を植えてタケノコを春の稼ぎとしていた。従来手がけていた陸稲も畑を陸田にしての水稲作に代え、さらに機械化を進め集落の外部に水田を借りて、畑作地域に居ながら借地の稲作を中心とした複合経営へと発展していった。

東京への通勤圏にあるその地域で農業に取り組むのは、野菜作を中心とする人々になっていた。高松氏は、借りた畑に豚から出る堆肥を撒いて麦や大豆を作り、そこに地域の野菜農家を招き入れて交換輪作をした。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
編集長コラム

農業経営者の時代 | 農業経営者 1月号 |  (2005/01/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
「農業経営者」という言葉は農業界でもあたりまえに耳にするようになった。かつて「農業」と「経営者」は相容れない言葉であった。

1993年に本誌を創刊した頃、本誌のタイトルが差別的であるという批判を農業関係者たちから受けた。彼らは「農業は経営ではない」と言った。農業を事業として考えること自体を、自分の儲けだけを考える地域の和を乱す者の振る舞いであると怒る「先生」もいた。いわゆる「農業関係者」たちである。その時に、「あなた方が“農業問題”と言っているものの本質とは、実は僕を含めた“農業関係者問題”あるいはその失業問題ではないのか」と言った言葉に反応したのかもしれない。さらに、農水省の局長も出席した忘年会の席で、「農水省という農業界の社長に対して、あなたは会長か相談役に引退し、農業経営者たちが社長になる時代です」と農水省に引導渡しをすることを仕事にしている者だと自己紹介したら、最後にマイクを握った局長はあからさまに不快な顔をして、この席にふさわしくない人物が居ると言った。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(25) | トラックバック(0)
編集長コラム

「韓国トラクタ」特集は売り切れです! | 農業経営者 11月号 |  (2004/11/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
先月号の「韓国トラクタの実力」と題した特集は、新聞広告をご覧になって注文された方がいつになく多く、ついに売り切れ。農家の関心の高さに驚かされた。

本誌読者にも、そのユーザーが多かった。それらユーザーの韓国トラクタの購入動機は、なんと言っても価格の安さである。が、同時に実際のユーザーの評価は本誌が想像していた以上に高かった。 馬力当たりの重量が重く、牽引力の大きさを感じるという声も多かった。水田向きに軽量化を最大の課題にしてきた日本のトラクタにしか乗ってこなかった人々にとっては印象的だったようだ。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(500) | トラックバック(0)