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編集長コラム

WTO交渉論議で語られる敗北主義に取り込まれるな | 農業経営者 4月号 |  (2003/04/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
「身土不二」あるいは「地産地消」が農業界の流行語になっている。「身土不二」は人の命は“風土”とともにあるという考え方だ。それは現代の農業や食のあり方に警鐘を鳴らす言葉として秀逸だと思う。しかし、今という時代に、農業界や農業者が自分の存在証明を見つけたかのようにそれを語ることについて、僕はいささかの違和感を持っている。

そもそも、風土は農業とイコールではなく、人はその土地でできたものだけでなく調達可能なものを食べていたと考える方が自然だ。また、「地産地消」とセットになってスローフードだナンダというが、かつての日本の食生活がいかにも豊かであったかのように語るのは“嘘”である。多くの日本人が現在のような多様な食事をするようになったのは、ここ30~40年のことに過ぎない。ある年齢以上の人々であれば同じ食材だけの“ばっかり食”からの開放や、“一日一回フライパン運動”なんてものが生活改良普及員や保健婦さんの一番の仕事だったことを覚えているはずだ。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(573) | トラックバック(0)
編集長コラム

農業社会とコンプライアンス | 農業経営者 3月号 |  (2003/03/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
最近、「コンプライアンス(Compliance)」という言葉をよく耳にする。英語の原義は「(命令に)従うこと」。特に企業活動における「法令を遵守すること」あるいは「自社の都合で嘘をつかないこと」という意味に使われる。言ってみればあたりまえのことを徹底していくための企業のあり方が問題になっているわけだ。さらに、それを徹底するために、自ら倫理基準を明確化するとともに社内外に役職員がそれを犯すことを防ぐ教育や監査の体制を確立しようということらしい。わざわざカタカナ英語を使わねばならないのか?適当な日本語はないのか?と言いたいところだが、考えてみるとそれは伝統的な日本人の論理の中からは出てこない考え方なのかもしれない。
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編集長コラム

自ら借金する農水省の作男はもうやめよう | 農業経営者 2月号 |  (2003/02/01)

【「農業経営者」編集長 昆 吉則 -profile
今月号の特集タイトルは「コメを神棚からおろす時」である。その中で、「“米政策”より“米ビジネス”を語ろう」のテーマで市川稔氏と小塩幹雄氏という二人のコメ・ビジネスマンに“農業”、“農家”、“米流通”について語っていただいた。

その中で市川氏は「計画通りにいかない計画流通米」と「計画通りにいってる計画外流通米」と米流通改革の状況を言い当てている。そして、消費者の米購入先も「農家から直接購入」と「親兄弟からもらっている(縁故米)」の合計が全体の43%に及ぶほど現実が先行しているのに、今さら大綱を作ってこれからの米流通の方向性を定めようと考えること事態、時代錯誤ではないかと笑う。そして、これまで役人とその管理下に置かれた利権ビジネスであったればこそ、まともなビジネス感覚さえ持てば多様な可能性があることを、市川、小塩の両氏は異口同音に語っていた。
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Posted by 編集部 | 08:30 | この記事のURL | コメント(137) | トラックバック(0)